問答無用で悪を斬る仕事人の活躍を描く時代劇シリーズ第五弾。佐渡の金山から脱走した人足の鎮圧を目的として暗躍する組織「地獄組」の手引きによって逃げ出した無宿人たちが、献上金を積んだ船を占拠した。全ては金の値上がりで儲け、その金で老中職を買おうとする勘定奉行・太田と金座後藤家の当主の座を狙う三之助が仕組んだことだった。無宿人どもに上納金を盗ませ、隠させ、仕事人に無宿人どもを殺させ、その仕事人を今度は黒装束の地獄組が襲う。そしてそのからくりを知った主水を始め、仕事人達は地獄組との死闘を繰り広げていく。最後のいいところを主水がもっていく感じです。鎌イタチの元締おむらの活躍と美しさが良かったです。
