ぽち

必殺!5 黄金の血のぽちのレビュー・感想・評価

必殺!5 黄金の血(1991年製作の映画)
2.1
心配したとおり3作目からの下降線は修正できないまま。

前作までは年一本のペースで作られたシリーズだが今作は4年ぶり。新規一転かと思ったが無理をしてチープな内容となっている。

キャラを立たせようとしての「無理のある技」の数々がギャグになってしまっている。オープニングでいきなり蝙蝠の群れを出すが、釣糸が見えてる程度の特撮しか出来ないのなら無理せず設定を変えるべきだろう。

最悪なのが重要なキャラなのに大根炸裂のりピー。この当時からお薬やってたんですか?と聞きたくなる悲惨な演技で破壊力が凄い。
ギャグとしてみればかなり笑えるのが救いか・・・・

今までの4作品は悲惨な物もあるが一貫して映像は奇麗だった。確かにリアリティゼロでカッコ重視のライティングをした映像だったが、それでも様式美を楽しむ事は出来た。
だが今作はこれもまったくない。

主水がダーティに描かれていたことと家庭でのギャグパートは良かったが、全体としてはチープさが目立ち、監督の思い入れやシリーズに対する愛情がまったく感じられない作品だ。
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