キヲシ

痴人の愛のキヲシのレビュー・感想・評価

痴人の愛(1967年製作の映画)
3.0
なんと脱ぎっぷりのいい安田道代!パーティーで踊る(暴れる)小沢昭一がおかしい。まーちゃんこと倉石功の赤い車は「5555」のゾロ目。やはり、そういう奴だよな。赤い玄関扉の平屋住宅。扇風機が回るその部屋の生活感のある調度品の数々、例えば黄色い柄物のカーテン、洋楽らしきレコード、置物…。雑然とした卓袱台をジョージとナオミがはしゃぎ、馬乗りになりぐるぐる回る。ノイズに満ちた工場、昼に夜に田村正和と出会ったりする坂道がぐるぐる…。三人の男たちの上でナオミがぐるぐる。結局、演技がヌード写真と脇毛に圧倒されてるような…。母親の臨終と共になだれ込む人々とか、無機質な地下室が異様だ。
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