鍋レモン

痴人の愛の鍋レモンのレビュー・感想・評価

痴人の愛(1967年製作の映画)
2.7
⚪概要とあらすじ
谷崎潤一郎の同名原作を「ひき裂かれた盛装」の池田一朗が脚色し、「妻二人」の増村保造が監督した文芸もの。

精油所の技師・河合は、酒もタバコも麻雀もやらず、誰からも無類の堅物と思われていたが、実は密かにナオミという女を飼育しているという、もう一つの顔があった...。

⚪セリフ
「やっと夫婦になれた もう逃さんぞ」

⚪感想
セリフの言い方とか映像とかキスの音とか叩く音が古いけどなんかいい雰囲気。

ナオミ役の大楠道代さんはThe猫って感じで人を惑わす魅力が凄かったし、わがままだけど小悪魔的で憎めない。体を張っていたし、凄くスタイルが良かった。
ファッションも可愛くて派手な色のワンピースや水着は大楠道代さんの顔立ちが日本人よりじゃないからより映えていた気が。

河合の振り回されっぷりには笑う。乗馬ごっこは可哀想だったし、真面目に働いていたのに上手く騙されている感じが。最後の最後までダメダメだった。
最初は理想の妻にしようと育てていたのに全然言うことを聞いてくれなくて可愛そうになってくる。

キャストはみんな知らないなーと思っていたらまさかの田村正和さんがいてびっくり。若いし結構イケメン。

こんな身を滅ぼす恋は嫌。

谷崎潤一郎が描く女性はSな人が多いのかな!?

お友達のキスは可愛い〜!!

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞。
鍋レモン

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