いやぁー。良かったです。
もちろん、数年前に見てますよ？
まあ、復習みたいなものです。
・キャラデザ
江口寿史先生のデザインは最高ですね。目がまんまるで鼻がピョコって描いてあるのですが省略ではなくちゃあんと鼻の穴まで描いてあるのにめちゃくちゃ可愛い。これは素晴らしいことですよ。
昨今のアニメといえば鼻は点で誤魔化しているだけですから。（私はネコ人間と呼んでいるのですが。）
健気なハルコちゃんがミニスカの看護服を着ながらドタバタコメディをしてくれます。最初の太もものカットは目に焼き付いてしまいました。
正直なところを申し上げるとAKIRAも江口寿史先生がキャラデザしていたらもっとすごかったかもしれないですね。まああっちは可愛いキャラはいませんので問題かといえばそうだけど。
・ストーリー
約30年前からずっ〜と高齢社会は問題だったのです。いよいよ手がつけられなくなってきたわけですが、91年時点でここまでのアイデアはあったのです。
当時のコンピュータは懐かしいですが、23年の今、ようやくAIが実際にその能力を人間に見せつけてはいますが映画程ではない笑
・まぁコメディなので、特筆すべき考証などはないですが90年代初頭の日本の姿を丁寧にアニメ化している部分は素晴らしいです。加えて国の事業を利用する民間企業など日本の行政機関の不祥事関連は30年前からなんにも進展していない点も、時代を超えた風刺ですね。この辺はシリアスに描けばパトレイバーに通じるものになりそうです。
・大友克洋監督の映画ではダントツで好きですね。
