片腕マシンボーイ

colors カラーズの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

colors カラーズ(2006年製作の映画)
2.1
その殻は、日本版「CUBE」
その実は、よく言えば哲学的、悪く言えば厨二病症例

謎のカラフルな部屋で目覚めた人々、ここは何処なのか?何故この部屋にいるのか?って話

あ、デスゲーム映画ではありません、ただ
基本設定からして「CUBE」が元ネタなんは間違いないでしょう
では、次々と襲いくるトラップも無い、もちろん血飛沫も切株も無い、残るのは何か?謎のみです

部屋の意思によって集められた人々が喧々諤々議論を始める、あれじゃね?やっぱりここ死後の世界なんじゃね?
すると語りだすのは仮面ライダーライアですよ「そもそも我々の生きている世界はなんなんだ?あれこそが夢で、死んだ後にこそ本当の人生が始まるのかもしれない。ああだこうだ…どうのこうの…もうろう、もうろう…」
もうな…ミラーワールドから現れたミラーモンスターに喰われて次の人生に旅立てば良いのに、なりましたわ

まぁいかんせんキャストに惹かれて観たんで、内容には期待してませんでしたが、う〜んにしても単純なテーマをごちゃごちゃ引っ掻き回しすぎて…チョコレート、ヨーグルト、醤油、蜂蜜、コーヒー、生姜、整腸薬、隠し味入れ過ぎて混沌とした味になったカレーみたいな作品でした
簡単に言ったらな…テーマはみんな大好き「人狼ゲーム」シリーズや、すずちゃん賢ちゃんの「四月は君の嘘」と大差ないんですよ!あっちのがわかりやすいし、キュンキュンワクワクしながら観れる

ちなみにスコアは全てキャストに捧げています、ムラジュン、光石さん、真起子姉さん、山本浩司、マメさん…などなど、インディ映画好きには垂涎ものの豪華キャストですわ
あれ!松田賢二どこにいたん?きづかんかったわぁ!まぁ、再び観てチェックする気にはならんけどな…