BOY Aの若ハゲのネタバレレビュー・内容・結末

刑務所から出所後、その経緯を隠して暮らす青年の苦悩と葛藤を描いた作品。

ジャックの過去と現在が交差して徐々にジャックの犯した行為が明らかになっていく構成は、作品の緊張感が増し自分好みでした。

大学で更生保護についてかじったので、再犯率の高さや復帰の難しさは数字やデータとして認識はしていましたが、愛する人に過去を打ち明けられず、写真に映ることも安易にできない生活…一度大きな過ちを犯した人間には本当に気が休まる時はそうないのだろうと痛感させられます。

ジャックらの犯行のシーンや一番最後のシーンは、観客の想像で補完するつくりになっており、見終わった後も余韻に浸ること間違いないでしょう。誰かと一緒に見て、感想を言い合うのもいいかもしれません。