広島カップ

アンドロメダ…の広島カップのレビュー・感想・評価

アンドロメダ…(1971年製作の映画)
3.8
正々堂々のSF作品。
この間観たロバート・ワイズ監督の『たたり』(1963)も正面きってのホラーだったし、同監督の生真面目さを感じます。

四人の科学者が宇宙からの恐ろしい殺人生命体アンドロメダの正体を解明して行くというストーリーで、メンバー内にスパイなど入れ込んで来たりしないし、大きな陰謀が蠢いていたりしないし、大袈裟なクリーチャーも出てこない。
観客も巻き込んで宇宙生命体の弱点を考えていくような謎解きの興味も持たせてくる。

リトマス試験紙の赤が青に変わると酸性だったか?アルカリ性だったか?学生時代からハッキリしなかった科学音痴頭の私からしたら、少し荷の重い内容ではありましたが大人のSF、生真面目なSFという作風は最近はお目にかかれないもので、久しぶりにとても落ち着いて面白く観れました。
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