おバカ犬

アンドロメダ…のおバカ犬のネタバレレビュー・内容・結末

アンドロメダ…(1971年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

感染映画の『アンドロメダ…』をレビューだ。本作の鑑賞日に、私はコロナワクチンの1度目を摂取した。私は健康体なので、なんでわざわざ意味のわからんワクチンを受けなきゃならんのか納得いかなかったのだが、会社が受けろとうるさいのだ。まぁ特別有給もらえるので良しとしよう…。

そういえばパンデミック映画の有名作である『アウトブレイク』が人気急上昇してたのも、もう1年以上前か…。時が経つのは早い。


衛星を回収しに行ったところ、大量の死体を発見する。死の街を調査すると、老人と赤子が1人ずつ生き残っていた。研究所に集められた4人の科学者たちはこの根源を調査することに…。

いやーこの研究シーン、非常にワクワクするね。入念な消毒にゴツい装置と動物実験。全体的な絵面としてはかなり地味なんだけど、知的好奇心が刺激される作品である。

恐ろしきアンドロメダ菌株、それを隠蔽、利用しようとした政府。本作は『Xファイル』の先駆けであり、いつの時代もこういった陰謀論じみた話題は尽きないのだな。

超機密の閉鎖空間という極限状態の中でも、この科学者たちはタフであった。もっとパニック展開になるかと思ったけど、流石政府の極秘機関が集める人間は優秀である。


ネタバレするが、アンドロメダの正体は宇宙でも生存できる原子炉のような生命体である。無敵かと思いきや、限られたpHでしか生存できないという意外に脆い弱点があった。最後は海に菌を流すという環境汚染で解決してるのは笑った。


ジャケット観てオカルトじみた作品かと思いきや、意外とスマートな作品であった。派手さはないものの、良作ではないだろうか?理系の人は絶対好きだと思うよ!以上!
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