りゅう

忘れられぬ人々のりゅうのレビュー・感想・評価

忘れられぬ人々(2000年製作の映画)
2.3
太平洋戦争の戦友たちが新興宗教と対決する。

さすがにテンポが遅い。
映画開始、50分からやっと話が動き出す

ラストの老人と宗教団体の戦闘シーン。
呆気なさ、素早さに驚く。
実際、リアルなのかもしれない。

○暴力
戦争の経験者ということで、
物事の解決手段に暴力を使うことの恐ろしさを知ってるはずだ。
しかし、ラストでは銃を持った宗教団体に対し、老人は日本刀で切り付ける。
この武器の対比も意味深い。

結局、暴力で解決するという考えに至るのが、悲劇的で悲しい。


○居酒屋に出入りする八百屋
落語の与太郎的なキャラだと思っていたら、春風亭昇太だった。さすが専門家。
会話の間が素晴らしく、役者と遜色ない。

また、映画全体の台詞回しのわざとらしさは、落語を意識してるかのようでもある。
りゅう

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