幼い頃から殺人マシンとして育てられたダニーと盲目のピアノ調律師のサムが見せる悲哀と優愛に満ちたストーリーとキレのあるアクションシーンは素晴らしかった。
ダニー演じるジェット・リーのアクションは文句の付けようのない凄さがあったが、彼の優しい雰囲気と悲しいストーリーがとても良かった。更にモーガン・フリーマンの演じたサムの包み込む様な雰囲気が温かみを出してアクション映画としてだけでは無い素敵なヒューマンストーリーを感じさせてくれた。
マフィアに殺人マシンとして育てられたダニーの悲し過ぎる過去と、ダニーを悲しい過去から救ってくれたサムと娘のヴィクトリアの行動はとても痺れるものが。ダニーを拘束するマフィアから父娘を救う為、自分の自由を手に入れる為に戦うストーリーはアクションは勿論、哀しみと愛に満ちた内容は観ていてとても感動した。特に終盤のアクションは凄いが、自分的にはダニーを救うために取ったサムの行動と、ヴィクトリアがピアノで弾いたモーツァルトの曲を聞きノスタルジーに浸るダニーの顔を見て泣けた。
