発明家の父親ワイナントの失踪を心配した娘ドロシー（モーリン・オサリヴァン）が旧知の探偵ニック（ウィリアム・パウエル）とその妻ノラ（マーナ・ロイ）に助けを求める。やがてワイナントの秘書が殺され、警察は彼の犯行を疑うが、ニックは巧みに真犯人を探っていく。
ニックとノラの夫婦の掛け合いというか、じゃれ合いがめちゃくちゃ楽しくて可愛い。
2人の会話のセンスや、犬をからめた笑いも時代を先取りしていて、とってもスマート！
最初にいかにも優等生的な若いカップルを登場させてから、口の悪い手練れの夫婦を登場させる演出の巧さにも感心させられる。
そんなスクリューボールコメディ的な楽しさを保ちながら、サスペンスフルな犯人捜しを楽しめる90分だ。
実は始まって15分、最初の殺人が起きる前に犯人わかっちゃったけど。笑
何人も死んでるのに、みんなあんまり悲しそうじゃないという不自然さはあったけど、犯罪コメディとしてはかなり完成度高いんじゃないかな。
