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君と行くアメリカ航路のseapony3000のレビュー・感想・評価

君と行くアメリカ航路(1950年製作の映画)
5.0
タレサンで30年ぶりに横浜帰ってきた斎藤達雄、バナナ踏んだりガキにトランク盗まれたり花踏みそうになって生家訪れたら自分が子供部屋として使っていた屋根裏部屋で美人姉妹が居候。本宅は誰が住んでるのかとかはまったく触れられず、さっそく仲良くなって屋根裏部屋に入り込む斎藤辰雄ことシバコウジ画伯。なにしに日本帰ってきたのかよくわからなくて甚だ不安だけど、こんなふわついた内容、自分が昏睡状態になったらみたい夢ナンバーワン。作品ごとにバンドが変わる先生のファッションショーでキャンキャン暴れるチンピラ3人組(ひとりは潮万太郎さん)、灰田勝彦似の二役やってるバーテンの灰田勝彦さんと小人のバーテンの仲の良さ、休日はふたりでキャッチボールしてるし、この小人バーテンも盗み聞きグッジョブ。高架下のホットドッグ屋台で日本ジン、ここでもまた喧嘩交えて壁にはデカデカと島センセイ×轟夕起子の「東京のヒロイン」ポスター。斎藤辰雄に江川宇礼雄に田崎潤にバタくさい顔が揃ってさ、楽しすぎるしモダンでお洒落で文句ナシ、灰田さんも暁テル子さんも歌サイコー。クライマックスのプール飛び込みファッションショーに駆けつけて談判告訴のかがきょん、よくそんな勇気あったねいいぞかがきょん、みんなの証言に駆け回るマイク担当。アメリカ航路を遅れて見送る灰田勝彦の隣にはもちろんあの小人ちゃんいてなんだか胸いっぱい。はー楽しいけどなんなんだこの映画。島せんせーサイコーです。
香川京子がみる夢どんなだったかみたかったー。
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