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東京公園のryoのレビュー・感想・評価

東京公園(2011年製作の映画)
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家族、恋人、パートナー、友達。
様々な関係性の繋がり、集合体。
その関係の希薄さ。

そんな人たちが集まっている東京。
のんびりと過ごせるのどかな日の当たる公園、そんな空間にいる微妙な関係の人々。

あくまでも他人同士が偶然出会い、関係性を築き、その瞬間一緒にいるだけなのだということ。
狂気とはいわないまでも、その孤独さをのどかな空気感の中でも感じる。

血の繋がらない兄弟。
血の繋がらない父母。
死んだ友達の彼女。
死んだ母親の影を持つ女性。
のどかな空気感の中で、微妙な距離感のある他人的な関係の表現。
より日常的で俗っぽいなかで、そんな関係を表現できることは、チャレンジングだなと感じた。
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