にゃんこむ

キミとボクのにゃんこむのレビュー・感想・評価

キミとボク(2011年製作の映画)
3.5
自主制作Flashアニメ作品を実写映画化したという珍しい作品。
作者であるやまがらしげとさんの実体験を基に構成されているとのこと。

〇好きな事をして生きていきたいと東京に出てきた青年。狭く小さいアパートで一念発起し自分の描く漫画で成功しようと夢見ていた。ある日、夜の公園で出会った子猫を拾い銀王号と名付け、お手製のチラシで里親を探そうとするが……。

自分の生活もままならないのに子猫を保護する青年が優しすぎて涙が出る……。子猫の銀王号(アメリカンショートカット)もめちゃくちゃ可愛くて、猫と人間の絆を描いた正統派な作品。

45分という短い時間が、あっさりしていて良い部分もありつつ、私は正直物足りなかったです。予測が付きやすい王道ストーリなので、もうちょっと二人の絆を描いた部分が欲しかったな~。この作品の世界に入りこむ前にお話が終わってしまって不完全燃焼……。
上映時間が短いのは、通常の劇場版というよりは、何かのオマケ的な作品なんでしょうか。

エンディングでは坂本真綾さんの歌声でとても癒される。この作品と合っていてとても良かったです。
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