漫画原作のバトルアクション物。
原作の陰湿な雰囲気が良く出ていた。
その中で主人公 成嶋亮を演じたショーン・ユーの気迫る演技が凄い。
この方初めて見ましたが、成嶋亮になりきっていましたね。
少年院でのいじめと空手との出会いから、ジゴロに転ずるまでの変化を上手く演じています。
ただ、ちょっと優しすぎ。
あの成嶋亮なら、遠慮したり、誰かの為にってシーンは描いて欲しくなかった・・・
全てを敵に回してでも生き残るといった”生存本能”が弱い。
アクションシーンは、流石香港作品といった仕上がり。
物語のメイン、菅原直人(魔裟斗)との一戦は観ている私も力が入りました。
ほんんとリアルファイトのような映像が見事。
このシーンだけでしたね成嶋亮の生存本能を見たのは・・・
あと黒川のおっさんが意外にハマり役でした。
原作の鋭い表現をそのまま映像化は難しかったかもしれませんが(R-18指定になっちゃうかも)、個人的にショーン・ユーという役者を知った収穫が大きい作品であった。