ちっちゅう

あゝひめゆりの塔のちっちゅうのレビュー・感想・評価

あゝひめゆりの塔(1968年製作の映画)
3.7
2024.01.24(水)
1968年作品。このころすでに戦争は過去のものとなっているという描写から始まる。
1980年頃までは元ひめゆり学徒のかたがメディアなどで語っていた。
もうほとんどの方が天国に逝かれたのだろう。
作品前半の学生生活と後半の従軍看護婦の対比があまりにも哀しい。
こんな経験をしたこの地で、戦後もずっと苦しんでいるこの地で
戦争を忌避するのは当然ではないか。
一人一人に青春があった、人生があった。
私たちと違うのは生まれた時代だけではないか。
次の世代に伝えることができなかったら、この国はどうなるのだろう。