あーぁ

ビースト・ストーカー/証人のあーぁのレビュー・感想・評価

3.8
とりまちゃんと信号標識は守りましょう(๑¯ω¯๑)

骨太なサスペンスが持ち味のダンテ・ラム監督の香港ノワールの傑作!

ワケあり刑事とワケあり誘拐犯の壮絶なワケあり追跡劇。

熱血刑事のニコラス・ツェーは熱血過ぎるあまり犯人追跡中に、誤って現場に居合わせた少女まで犯人共々射殺しちまいます。

母親からは行き場のない憤りをぶつけられ、仲間からも流石におめぇやり過ぎじゃね。と総スカン喰らって完全に心折られるツェー。

遂には涙も枯れ果て、涙の代わりに鼻血出しまくるツェーをヨシヨシしてあげたくなりますな(つД-`)

その頃、娘を亡くして悲しみに打ちひしがれる母親に追い打ちをかけるように、もう一人の娘まで何者かに誘拐されてしまいまさに泣きっ面に蜂状態(´Д` )

しかし何としても守ってみせると誓ったツェーは母親に拒まれようとも、仲間からウザがられようとも独力で犯人捜査に奮闘!

若干空気読めない痛い奴ですが、警察が介入出来ない今、最早望みは彼のみまさに泣きっ面にツェーなのです‼︎

そして誘拐犯には事故で片目の視力を失った殺し屋ニック・チョン。
こやつかなり冷酷な役柄でして金の為なら子供でも容赦なく殺しそうな野獣っぷり。
逃げるシーンで片目が白いチョンさんが追っかけてくるとかなり怖いw

ですがそれもこれも事故で全身付随となってしまった奥さんの治療費を稼ぐ為という悲しい理由があり、誘拐した娘にも少し心を開くシーンもあったりとどこか憎めないワケあり誘拐犯なのですな。

そして終盤のチェイスシーンからの二人の因縁の対決までが凄く手に汗握る展開で、娘よ助かれ〜ツェー頑張れ〜(´Д` )と応援せずにはいられんばい!

そしてラストには刑事、誘拐犯、母親、3人の悲しい物語が一つに重なり予想だにしない衝撃のラストが待っております。

こんなオチが待っているなんて( °ω° )びっくら!
映画の悲惨さとは裏腹に青い空が爽やかに広がり何故か泣けちまう…
ダンテ・ラムの香港ノワール恐るべし…

とりま見終わって思った事は交通ルールは守りましょう( °ω° )b←コレな!
あーぁ

あーぁ