ボックボック

ブロンコ・ビリーのボックボックのレビュー・感想・評価

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)
4.5
※ネタバレ※
とにかくクリント・イーストウッド大大の大好きなので甘いです。
名前だけ知ってて中身知らない映画を見るシリーズの一環で初見でした。
結論は、評点のようにイーストウッド好きであっても珍しく、最後感動して泣きそうでした。

てっきり得意の西部劇だと思ってたら実は現代劇。カウボーイショー?をドサ周りで見せる一座の座長という設定。
実は一座もインディアンやらカウボーイやら演じてるけど前科者。

早撃ちショーは当然ローハイド・ロディか夕陽のガンマンことイーストウッド。あくまで西部劇のヒーローではなく、それを演じるという設定も無理なくてけっこう。

ひょんなことから加わる大富豪の娘が元嫁だけど当時は元の元の嫁と結婚中で不倫関係にあったらしいソンドラ・ロック。
ソンドラ・ロックは私好みの面長美人ではあるんだけど、とにかく細すぎてエロさが全くなくて、どーにもイーストウッド氏とは好みが合いませぬ。

ただ、この時のロックは若くて、まだそこまで細細でもなく、すごう美人で、イーストウッド映画に出た中では一番良かった。
ちなみにアントワネット・リリーという、どっちがサーネームでファーストネームかわかりにくいメタファ。
役柄は正にアントワネット。

いろいろあってわがままお嬢さんロックがれいプされそうになるところをイーストウッドに救ってもらって一発で大好きになってしまう。
互いに愛し合うようになるも、もう一つの仕掛けによって元の大富豪生活に戻ってしまう、つまり別れる二人。

いわくつき一座の座員のインディアン婦人も実はインチキインディアンであることをカミングアウトして、ロックと親しくなっており、ついに一座に戻ってこないかと誘う。

しょぼくれたイーストウッド座長。いつも通りアシスタントを呼び入れると現れたのはアントワネット。
めでたく愛し合う二人・・・・・と何とも陳腐きわまりないオチ。

しかし泣いてしまう、アホな私。なんか良い時代(治安などは今より激悪なんだろうけど)のアメリカが描かれてて、そこに出てくるたいしたことないj人たちがとても刺さりました。