貴様達は消耗品なのだ。
人間の代わりはいくらでもいるが、飛行機の代わりはない
川沿いで仲間に敬礼しながら弔うシーンが印象に残った
そのほか卵にメッセージを残すところや、ウェディングドレスの布…
最後の一文に監督が描きたかった全てが詰め込まれていた。
最後の一文を見た瞬間、これまでの物語の儚さ、切なさ、悲しみや恐怖、怒り、人間の感情がどっと溢れかえり、やり切れぬ思いと共に、あの飛行機一機の中…
中島貞夫作品の特色である、「若者(特に権力の犠牲となって散っていく存在)への肩入れ」の源流的な作品だ。
本作では、鶴田浩二や高倉健といった、60年代の東映を「任侠」で支えた俳優が助演に回っている。
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いままでみた戦争映画の中で一番リアルで
、特攻隊員や周りの人間の心情を丁寧に描いていると思った。
人間の代わりは幾らでもあるが、飛行機の代わりはない。という士官の言葉が戦争の本質を物語っている。
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