皆さんの総合スコアと自分の評価に乖離があることもよくあるが(それも映画鑑賞の面白いところですね😃)
この映画の3.4はよく分かります。まさに
3.4って感じの作品ですね😅
市川崑は振り幅が大きい、多作な監督ですね。
僕は「細雪」や「ビルマの竪琴」「野火」(いずれも旧作)「私は2歳」などが好きですが、結構失敗作も多く、掴みどころが難しい監督さんですね、
堀江謙一さん(今でもご健在!で、今年、最高齢の太平洋横断をやり遂げていますね!)がヨットによる単独太平洋横断を成功させた翌年には、この映画化が実現。
石原プロ最初の映画、ということで、なんか時流に乗って、ヒットしたし、当時の評価も低くなかったけど、、、(キネ旬4位)
んん、市川崑自身が語っていたように、
「失敗作」だったような気がします。
快挙だとは思うけれど、(批判してる訳ではないけど)彼の動機は、あくまで個人的なもの、、
それにほんの少しでも共感できれば、もっと面白いんだけれど、、、僕にとっては、最後まで他人事だったなあ、、
まあ、このチャレンジ自体が「クレージージャーニー」
もっとクレージーぶりを見せてくれても良かったけれど、どうかな、
それよりもヨットに乗る前の家族のシーンが怖すぎて、、こっちに比重が行っちゃってないかな、
場面を作り過ぎて、全体のバランスというか、
太平洋に漂うヨットのように、映画自体の指標が定まらない印象を受けました。
堀江謙一にとって家族や世間は、太平洋の海上と同じということを表しているんだろうか?
それに、主演の石原裕次郎が、僕にはあまり魅力的に映りませんでした。
大阪弁もひとりセリフもなんか浮いてるように感じました。
まあ、笑顔の可愛さと意外に庶民的な感じはして、好感は持てましたが、、