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日曜日は別れの時のotomisanのレビュー・感想・評価

日曜日は別れの時(1971年製作の映画)
4.2
 何だかブルームズベリーグループのような謎めいたアレックス家?でアルヴァ夫妻と子どもらとジョーンズ教授と犬と猿とボブがいてハーシュ先生も何をしに集まるのか?誰が家族で愛人で恋敵?だか分らん感じが可笑しい。
 こんな人込みを避けるでもなくアレックスとボブがつるんでいて、三人承知でボブと先生も男同士デキている。そりゃ厄介だ。だからボブが武者修行だか何だかアメリカに行くのもいいんだろう。先生も風邪でも引いたつもりで諦めんのかね?何ならアレックスと一緒になればいい。今更神を気にするでもあるまいし。それに秘密の伝言電話で名前を間違えられる事も減るかもしれない。
 そう渡米するならB.O.A.C.と思ったら、よもやのTWAにがっかりした。BならVC-10で決まりなんだが。中々見られないなあ。
 それにしても、アレックス家の内情はなかなか面白い。多くの人は異形の三角関係にばかり目がいっているようだが、この物語の中心というより視野はその三角関係を収めたアレックス家グループに向いているようにも見える。ブルームズベリーではさすがに子育て扶助までやんなかっただろうが、ミニ多士済々的家族感はなんやら英国ならではな感じでよかった。さて次なる厄介は何であろうか。
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