ざぱ

サマーウォーズのざぱのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
4.2
クリスマスにホームアローンを見るならお盆にはサマーウォーズ。
春はあけぼのとくれば夏はさまうぉ。
それぐらい日本の夏映画のど定番。

いつもは金ローで流し見するぐらいだったが今回は初めて劇場で鑑賞。

いきなり鑑賞後の話になるが、制作が2009年と見て細田守の先見の明がすぎないかと思った。人の手により作られたAIがアカウントを乗っ取りながら賢くなって暴れ回る。
まさかのミッションインポッシブル最新作とAI被り。本当に14年前の作品かと疑うも、出てくるデバイスがガラケーや3DSであることによって錯覚を免れる。

そして大事なテーマが家族。
陣内家内外のつながり、代々伝わる闘う気持ちにはおばあちゃんを筆頭に心動かされた(警視総監に直電できるばあちゃんかっけえ)。
一番心動かされたのは花札の場面。賭けられるアカウントがないピンチに世界中から自分たちのを使ってくれと集まる。
「ぼくたちの家族を守つてください。」
泣いた。
そうだ、世界中の誰にも家族がいてみんな大切な存在なんだ。それを守るためになつき先輩を信じたんだよなぁ。なんだか元気玉に通ずるものがあると思った。

最後に、けんじ君が数学オリンピックに行けなかった要因はknowledgまで分かっているのにeを推測できないところとか怪しいメールにマジメに解いて返信しちゃう非常識なところなのではないかと考察した。
最終的には陣内家を救ったヒーローになったわけだから、自分に自信を持つことって大事なんだなぁと学んだ。
けんじ君、お幸せに。
ざぱ

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