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サマーウォーズのmakoのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
5.0
《よろしくお願いしまああああああす!》
◎100点

監督: 細田守
脚本: 奥寺佐渡子

細田監督作品は、『時をかける少女』から『龍とそばかすの姫』まで6作品観てますが、本作が1番好きです♪

2009年の作品ですが、現代のネット社会やデジタル化に通じる物があり今でも遜色なく楽しむ事ができると思います。
それと故郷、家族、親族、助け合い、想い(愛)が描かれていて素敵✨温かみを感じます。

昨今、デジタル化やAIが進化し、日本でもマイナンバーカードが普及していますが、本作を観るといかにそれらが脆弱で、一歩間違えると脅威にもなることが分かります。

マイナンバーカードまでならまだしも、それに銀行口座、健康保険証、運転免許証を一本化しようとしている。
これって本当に必要なことでしょうか?
デジタル化は安全なのでしょうか?
デジタル管理は誰にとって便利なのでしょうか?

例えば個人情報の流出を考えてみたときに、アナログ管理と、デジタル管理では、デジタル管理の方が被害(損害)数が多い事は明らか。
それなのに、いろんな物をカードに紐付け一本化し、便利だけを政府は強調する。
何故、政府は個人情報を一本化したいのか?
政府が国民を管理しやすくするためじゃないのか。

そう考えると、とても怖くてマイナンバーカードを作りたいなんて思いません。
なので私は(家族も)マイナカードは作ってません。
うちは毎年、医療費控除の申告をしていますがカードがなくてもマイナンバーがあれば問題なく申告できます。

自民党は緊急事態条項を改憲案に入れていますが、それもマイナンバーカードで銀行口座を紐付けしておけば、「緊急事態なので口座を凍結します」となれば口座を凍結するのはいとも簡単ですね。
まぁ口座は1つだけではないけど。

本作でもネット社会がラブマシーン(AI)によりライフラインがめちゃくちゃになる様が描かれています。これは物語ですが、現実社会で起こらないとは言えない。
いき過ぎた管理、監視社会は怖いです。


劇中のアナログの面では、ネット社会が機能しなくなった時、陣内栄おばあちゃんは年賀状と住所録を見て家電で知り合いに連絡して、対応を指示していました。
人の縁、助け合いが生きていく上で大切だと思いました。
アナログもいい!

ラブマシーンに対するのは陣内家(じんのうちけ)の面々。
夏希先輩にネット民が賛同する場面と花札の勝負場面は観ていてスカッとする。
そして最大の危機を回避したのは小磯健二君。
人間の頭脳が勝ちました!

夏になると観たくなる映画✨
陣内家の親戚が一同に会し、食事し団欒する場面は懐かしい気持ちになります。
うちは母方の実家に、盆正月は親戚が集まり、ワイワイやってました♪ 楽しかったな♪

ラストは心が温かくなりじんわりきて泣きそうになりました。
いい映画でした✨

いつか劇場鑑賞したいと思っていてそれが叶って嬉しかったです😊


観客 19人
劇場鑑賞数 #94
2023鑑賞数 #105
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