カイザーソゼ

サマーウォーズのカイザーソゼのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
4.0
何回もなんとなく楽しめる作品というものが誰しもあるでしょう。ディズニー映画など最たるものかなと思うが。

疲れていても、なんとなく観れるし、楽しめる。
重たい映画は気力もいるし、後味悪いと尚更つらい。
自分にとっては「サマーウォーズ」はまさにその一つで、何回でもついつい楽しんで観てしまう。その点で作品の強度は別としてハイスコア。

でかい実家で、あんなビッグファミリーで、みんなで食卓を囲むの楽しそう。理想の食卓よ。あんな田舎いいなというところから、高校野球のシーンと、自分たちの常用のシンクロだったり小ネタも面白く楽しめてしまう。仮想世界OZも下手なモックよりは面白そうな気も。

とはいえ、話のツッコミどころは絶え間なくあるだろう。ネット/オンラインの難しいところは一つ同時多発(分散型/Decentralized)であることで、強烈な悪が一個存在する(Centralized)という話はありえないのだ。だから、ネットに片足突っ込んだ人たちとかからは、なんか子供じみた展開 / 非常に単純化した寓話に感じられてしまうのも理解できる。

わかるよ〜わかるけど、なんか良い夏休み映画って感じで私としては、夏休み感青春ものとして全てを許す気持ちで毎回見ています。