あの3.11の日、5時間歩いて帰ってから目覚めた土曜日。TV中継を観るのも辛くてたまたま録ってたサマーウォーズをひとりで観てました。涙が止まらなくなったのをよく覚えています。
「あんたなら出来る。」
快活にそう呼びかける栄ばあちゃんの声が、どこかで無力を嘆く自分の胸に優しく響いてきます。大人になるとなかなか言われない言葉だからかな。
そして、全員で困難に立ち向かっていく「こいこい!」も、「よろしくお願いしまーーーす!!」も、あの日かなりの勇気をくれました。
映画ってそういう存在であってほしい。一時的な享楽に思われがちだけど、人が前に進んでいく背中を押してくれるような存在。サマーウォーズはあの日、僕にとってそんな特別な映画になりました。
「一番よくないのは、ひとりでいることと、お腹がすいていること。」
名言。時々思い出します。
いまどこかで悲しい想いをしている人達にも、ぜひ観てほしい映画です。また観よう。