日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声の作品情報・感想・評価

『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』に投稿された感想・評価

Wao

Waoの感想・評価

4.3

戦死者約3万人の史上最悪の作戦と呼ばれるインパール作戦。ウ号作戦ってやつ。
衛生的な環境や勝算が担保されてないところに約10万人の兵力突っ込むのが当時の戦争なのね。
戦争は良くないとか当たり前なんだ…

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村田

村田の感想・評価

3.5
🎞インパール作戦で死にゆく学徒兵の悔恨
👍惨たらしい戦線の有様を前に無常な学問

 戦後初の戦争(反戦)映画として知られてます。この時代特有の日本語台詞がはっきり聞き取れないという問題はありますが、なにせ敗戦後僅か5年後に作られたという事もあり、実際に戦場を体験したリアルな目での…

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 インパール作戦がテーマの、しかし敵兵が一切画面に登場しない戦争映画。GHQの検閲への対策でもあったのだろうか。かわりに上官が敵役として描かれるが、実に憎々しいだけに、最後にどうなったか描かれないの…

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澪標

澪標の感想・評価

3.5
本当の意味で戦後に作られた作品。
反戦の祈りより怒りや怨みに近い熱さがある。
今はもう作れないだろう。
戦争を経験したものにしか作れないとしか、戦争を経験していない人は語れない。

戦後五年目に作られた初めての反戦戦争映画。戦没学徒兵たちの手記『はるかなる山河に』(1947)『きけわだつみのこえ』(1949)をヒントに製作。”わだつみ(綿津見)”とは”海”の意味。監督は「ひろし…

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真一

真一の感想・評価

4.9

 これは、軍国主義日本の侵略戦争につぎ込まれ、異国の地で非業の死を遂げた学徒たちの魂の叫びだ。垣間見えるのは「軍国主義の台頭に見て見ぬふりを決め込んだ結果、自分自身が業火に焼かれることになってしまっ…

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戦没した学徒兵たちの遺書等の遺稿集から制作された日本初の反戦映画。当時は大学生は特別視されていたので学徒兵であるだけで軍隊で格好のいじめの対象となった。

繰り上げ卒業し学徒で前線に送られた父のこと…

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このレビューはネタバレを含みます

佐野浅夫さんの訃報を受けて、若き日の佐野さんが出演されている本作を鑑賞。
佐野さんは、精神を病んでしまった兵隊を凄絶に熱演している。

作品そのものの感想としては……言葉がない。
終戦間近のビルマ戦…

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学徒兵たちの悲惨な末路を描きます。

軍隊がいかに不条理で、知性が無い組織かが分かります。

自民・公明・維新に入れていると、近い内に、またこうなりますよ。
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