ポパイ

100歳の少年と12通の手紙のポパイのレビュー・感想・評価

100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)
4.0
『イタズラをしても叱ってくれないし、笑ってくれない。僕が悪い患者だから?』

医師や看護師のみならず、両親にまで腫れ物のように扱われ心を閉ざしてしまった白血病の少年。


『病院が嫌い、病人が怖い』

少年は『死』を怖れる両親たちを臆病だと見限るけど、個人的には両親や大人たちに共感せざるをえなかった。

私も学生時代、死期の近い友人を見舞うのが怖くて、嘘をついて逃げてしまった。

ローズは強く優しく素敵だけど、他の大人たちを責める気にはとてもなれなかった。

悲しいけれど優しさに溢れた素敵な作品です。
観るのが少しだけ辛かった。
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