このレビューはネタバレを含みます
メインだと思ってたボクシング、盛大な序奏だった。。
ある意味人生みたい。
最後になってやっとダンおじーさんが教会に通ってた理由がわかる
トラウマを解消しかけたと思ったら…という感じでダンおじーさんもつらい。
主人公女マギーは不幸から脱したと思ったらまた…って感じでつらい。
人生の最後、自分にとって最高な瞬間を(主人公だったらモシュクラコール)思い出せたらいいのかな。
自分を守れと言っていたダンが最後は安楽死を幇助するというの
ぱっと見矛盾なようで、それがダンの大切な人の守り方となっていて切ない。
マギー、唯一愛してくれた父親との再会のような、最後にちゃんと愛と出会えて良かったね…。
安楽死っていうの意外なテーマ。
キリスト教だとなお葛藤に引き込まれそう。
映像描写はわかりやすくて理解しやすい。まったく難しさがなく優しい。それがテーマと相まって全体的になんか優しい感じで包まれる。テーマ自体はシビアな筈なんだけど。
脇役のデンジャーがラストに効いてて、めちゃ沈んだ気分にならなくて感謝。
ダンおじーさん、イニスフリーに向かってたらいいな。
「愛する人よ、お前は私の血」
ダンおじーさん、不器用だけど優しすぎるね。