このレビューはネタバレを含みます
この監督の作品群がダメな人ほど見てほしい
何故なら
クリント・イーストウッド監督作品は、みなさんが思うほど面白いとは思わないですが‥‥‥これは面白かった!最初から引き込まれてしまいました!
鬱になる映画と言われていますが、それはきっと夢をつかむ、あと一歩のところで、相手の反則による事故で半身不随になる、まさに天国から地獄。
そして、そのまま上がらず底に沈んでゆく‥‥‥。
確かに、こう書いてみると、鬱になるのも無理はありません。
だけど見ていられた。ボクシングが出来なくなってから、急でも不自然でもなく、結末へゆっくり進んだからでしょうか。
ただ鬱ではないけど、ヒラリースワンク演じるマギーの家族が病院に訪問した時に、ペンを歯にくわえさせたところは、映画を見ていて、久しぶりにカチンときました。
ですが、今までそんな家族にも優しかったマギーが、絶縁宣言したのはホッとしました。
あと、最後に一度出て行ったデンジャーが戻ってきたのは嬉しかったですね。
とにかく、見なくてもいいかなぁぐらいに思っていたけど、この監督史上一番じゃないかな!?ってぐらい面白かったので、本当に見て良かった!
クリント・イーストウッド監督作品をこれから敬遠せずに見ていこうかなと考えを改めます。
って人がここにひとりいるから。