凄すぎて2回連続で観てしまった。
「映さない」「語らない」事で圧倒的な映画的豊かさを獲得している何とも高貴な作品。
筋としては、外交官であり仕事人間の夫に不満を持つ妻が、パリで夫の戦友と知らずに出会…
エルンスト・ルビッチ④
これほど「見せずして見せる」「語らずして語る」ことにこだわって作られた映画を他に知らない。
ルビッチ作品のなかでも大人度、洗練度はピカイチな分、コメディ度は若干抑えめ。
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ルビッチ⑤
直接的な表現を避け、食器やピアノといった小道具を用いて微妙な心情などを巧みに表す。高級で洗練された演出力。
扉の向こう側を見せず、想像力を掻き立てるシークエンス。
そして何より夫に選択…
自分の様な者が観ていいのか、脚本、演出、カメラと全て端正で高級な映画だった。
人物の心理描写が悉く間接的で決して全ては語らない。お洒落すぎる。大人の映画ってこういうものか
そして着実に盛り上げるクラ…
20150510シネマヴェーラ
ディートリッヒのあまりの美しさ!妖しい眼差しの神々しいアップ。それは今は失われてしまった白黒映画撮影の完璧な職人技に支えられている。そしてここぞというところでアップで…
映画のプリンスのフィルモグラフィーにおいても指折りの傑作。
3(4?)回目の鑑賞にして「あれ?この映画高級過ぎないか」と懐疑の眼差しを向けるに至った。つまりは、誰にでも薦めるべき映画ではないのではな…