ラストに至るまで扉の使い方が巧すぎる。全体的に取捨選択がすごくて、三人が会食するシーンはベルボーイの会話だけで想像させ、夫が出ていき、部屋でディートリッヒと男が二人きりになるシーンは逆に表情をじっく…
>>続きを読むラストシーンの洒脱さが完璧でした。ディートリヒをめぐる三角関係をスタイリッシュに撮ってます。ルビッチにしてはユーモアはやや少なめですが、会話の妙による心理戦とカメラワークで引っ張ります。見せない凄さ…
>>続きを読む夫の戻り方強すぎる。ラストショットもすごい。「天使」は女性を神聖化した言い方だと思うのだけど、それを捨てるってことはこれから妻を対等に扱うってことだよね、きっと。鮮やかな宣言に脱帽。でも残る名前はマ…
>>続きを読むひたすら研ぎ澄まされた恋愛コメディの傑作。男女の三角関係だけで展開するシンプルでエレガントな語り口と、大胆な省略や隠喩を用いた巧みな演出に敬服する他ない。特にクライマックス。あのドアの演出でこのラス…
>>続きを読む久しぶりにエルンスト・ルビッチ作品を鑑賞しました。
どこかの映画館で特集やってほしい!!
ついでにデヴィッド・リーン特集も!
という事で、本当に心にグッとくる作品でありました。
笑いあり、涙あり。正…
このレビューはネタバレを含みます
エルンスト・ルビッチ監督による舞台劇の映画化。外交官夫人のアバンチュールが招いた三人の恋のトラブルは「真っ正直な三角関係」一辺倒で他愛のないお話しです。
しかし80年代に見られるワーカホリックの男性…
外交官として活躍する夫とその妻、妻がパリで一度だけ会った男の三角関係の話。
女は名前を隠して、「天使」という仮の呼び名で呼ばれる。
「当たり前の忠告は必要ないの」
マレーネ・ディートリッヒは作…
え、ここで終わりなの?と吃驚した。ほとんど会話だけで成立させてる。その会話がとてもとても洗練されていて(日本語訳しかわからないけど)、役者の物腰も衣裳もセットも画質の粗いDVDでも見惚れてしまう。壁…
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