ハタケ

レスラーのハタケのネタバレレビュー・内容・結末

レスラー(2008年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ぼちぼち潮時かな」と思ってた頃ならまだしも、そんなこと微塵も思ってなかったところで、そりゃあそんなに簡単に心の整理なんかできないし、プライドが許さないし、悔しいだろうけど、プロレスの裏方の仕事に回ったらどうかな、惣菜屋さんより。

…と思う私は現実主義者。

惣菜屋さんの仕事が思いの外調子良くできて引退を報告して、惣菜屋でブチ切れて引退撤回するのリアル。

私は人前に出る仕事じゃないけど、好きな仕事だからなるべく長く続けたい。
人前に出て歓声を浴びる人はそんなことだけじゃない特有の気持ちがあるのだろう。「ジュディ 虹の彼方に」でも似たようなことを思った。

ラストは「ブルーに生まれついて」を思い出した。女の人に何を言われようと、無理をしてでもステージだのリングだのに上がるのだ。そこが居場所だと思っているから。
ブルーススプリングスティーンの主題歌もピッタリ。

後ろ姿のカットが多くてドキュメンタリーみたい。

トレーニング以外にも髪を染めたり日サロ行ったり大変なんだな、レスラーって。


【観たきっかけ】
永野チャンネル。
80年代最高!90年代最低!(ニルヴァーナの登場で)
ハタケ

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