YAZ

アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学のYAZのレビュー・感想・評価

3.8
シャンタル・アケルマン観る

船上からの風景と思われる
だんだん近付くNY
移民の映画かなと想像
ポーランドから多めの移民達
老若男女がカメラに向かって
NYでの暮らしやら故郷に残
した家族への想いを語る

素人なのかプロなのかフィクションなのかノンフィクションなのかよく分らずも多かれ少なかれ彼らの人生には苦労が。
語りの合間にユダヤジョーク?を交えた
ショートコント風の会話劇が挟まれ

そんな繰り返しの中で野外レストランに集まった人々とウエイターとの会話劇に

ユダヤ人達の映画。
ポーランド移民が多いしのアケルマンの
心情がかなり反映されてるかと思われ
先日観た「家からの手紙」は彼女自身の
プライベートに寄ってましたが本作は自
らの同胞への思いそのもの

ユダヤ移民達が語る体験はかなり過酷で
現在は幸せな人もいれば今も苦しんでる
人も。決して幸福とは言えない人生と
ジョーク交えた寸劇。ユダヤ人はとても
タフであるというの聞いたことあります
が確かにタフだなと思う

結構な悲惨な話を聞かされた割には陰な印象よりも陽の印象が残る。どんな境遇でも諦めないタフさと私達は選ばれた民ですからの仲間意識の強さが彼らを支えて来たのがとても分かりアケルマンもその一人ということですかね

寸劇のネタはアレンが好きそうなもので
わりと好きなのでクスッと笑える。
ついでに生い立ち語る人の中にアレンが
何かの映画でマルクス兄弟の一人に扮し
た男にそっくりな人がいた。というどう
でもいいこと記録に残すです
YAZ

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