クリムゾンキング

巴里の気まぐれ娘のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

巴里の気まぐれ娘(1953年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

初老の紳士と婚約しているけど「いつか王子様が迎えに来てくれるはず!初老とのキスなんてキモくて嫌!」と宣うてる脳みそお花畑娘がパリに帰る途中の列車でシガレットケース忘れたイケメン弁護士追いかけて下車したことから彼の婚約者含めたドタバタが始まる。

「私がジュリエッタよ」とか「どの娘だい?」とか面白いと思えるところはあったけど基本的にストーリーがまっっっっっったく好きではなかった。

「私は寡婦(未亡人の意)なの」とか平気で嘘つくし追い出されると知るや「私は誘拐されたの」とか宣うて挙句家の家具勝手に移動して「感想は?」とかとち狂ったこと言い出す始末。

アンドレの婚約者もがなり立てるだけでタカビーなのはいいけどそもそも品性のかけらも感じられないしそもそもアンドレが煮え切らない態度ばっかりで終始イライラする。

実はジュリエッタの婚約者とアンドレの婚約者は知り合いでしたー、という面白くなりそうな要素があれど全く盛り上がらずに終わるし、そもそもあれだけ奔放を通り越して自分勝手にされてるのになんで「君を愛する」とかいう展開になるのかが超絶謎。多分ダメ女が好きなんだろうけど。

フランスのこうした作品は好きなのだけど今回に関してはストーリーだけ見ると大っ嫌いな部類の映画だった。