長編初監督となるルーベン・フライシャーによる2009年のアメリカ映画
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全米初登場1位に輝き、ゾンビ映画史上最高のヒット作となった
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文句なしに面白い!
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青春+コメディ+ロードムービー+ゾンビ=傑作ゾンビ映画
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こんな新しい方程式を産み出した監督と脚本に賛辞を贈りたい。
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前半はゾンビ映画というにはあまりにもゾンビが出てこないが、このゾンビに囲まれた絶望的な世界観こそが、作品を面白おかしくする重要な役割を果たしている。
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自分のルールを守るのに必死な引きこもり青年とゾンビを殺しまくる男と人間不信な姉妹という、異常な組合せが、絶望的な世界を前にすると笑えて仕方ない
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世界の終末だっていうのに恋をしたり、ゾンビ殺したり、好きなお菓子探したり、ゾンビ殺したり(笑)
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俳優ビル・マーレイが本人役で登場するシーンがあるんだけど、そのくだりは終始腹を抱えて爆笑だった
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この作品は、とにかく台詞が最高に面白い。いろんな映画のタイトルとか話が出てくるんだけど、それが笑えて仕方ない。こういう時に映画を知ってると、知らない人の倍楽しめるからいいよね
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そしてこの作品で最高なのはセンス抜群のキャスト
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コロンバス役のジェシー・アイゼンバーグ。ここ最近の作品で一気にスターへ登り詰めた彼の、ちょっとコミカルな演技は新鮮で楽しめる。フェイスブックについて話す台詞があったのは、次回出演作にちなんだジョークなのかが気になる
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タラハシー役のウディ・ハレルソン。昔から個性的で大好きな俳優だけど、最近は大作なんかにも出演してて、ちょっと物足りなかった。しかし、この作品のハレルソンは、皆が待っていた「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の時並みに輝きを放つ、イカしたハレルソンだった。もう大満足です
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リトルロック役のアビゲイル・ブレスリンは、「リトル・ミス・サンシャイン」以降も順調にキャリアを重ね、14歳にしてブロードウェイデビューまで果たした。こんなに期待値高い娘はなかなかいないね。
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ウィチタ役のエマ・ストーン。デビュー作の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」では、セクシーな雰囲気だけで、そこまで期待してなかったが、「スパイダーマン」の新シリーズのヒロインに抜擢されたし、間違いなくこれからスターになる女優だね。
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この奇跡的に面白いゾンビ映画の続編の製作が決定していて、監督、キャストも引き継ぐ予定らしいが、ジェシー・アイゼンバーグとエマ・ストーンなんか急激にギャラが上がるだろうから大変だろうな
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それでも、続編作ってくれるなら楽しみだなあ