ゾンビランドと化したアメリカで、内気な男とゾンビハンター、詐欺師姉妹が繰り広げるゾンビスプラッターコメディ
それぞれのキャラが立っていて、過去のゾンビ映画だけじゃなく、結構な映画愛に溢れていて好き
LAにきて、チャップリンとかのモノマネパフォーマーたちのゾンビに追いかけられるシーンとか、ビル・マーレーとかは単純にアツくなれる
アイゼンバーグ演じる主人公のルールがうまく活用されてて、どっかで似たような作品観た気がするけど思い出せない
どうやらルールのひとつ、“ダブルタップ(2度撃ち)”が次回作のサブタイトルみたいでオシャレ
やっぱり俳優ごとに観たい、好きな役柄って確かにあって、
アイゼンバーグなら小声の早口で捲し立てる内気な男だし、
ハレルソンならちょっとイカれたサイコ野郎がいいし、
エマ・ストーンもどちらかと言えば男勝りなあの感じの方が好き
なんと言ってもこの作品の価値は、ビル・マーレーが本人役で出てくるあそこでしかあり得ないわけだけど、ゴーストバスターズ愛に溢れたあの一連のシークエンスはサイコーだし、関係ないけどなんだかビートルジュースも思い出した
ゾンビランドと最後の遊園地が掛かっているのもいい感じ
何も考えず、B級映画をB級映画として楽しめる人にとってはいい作品
ゾンビの動きがとても早い第二世代以降なのはストーリー上仕方ない
ちなみにいつも気になっちゃうのはこういう映画が作られる背景って銃を自衛手段として認識させようとするライフル協会の意向とかが入っていたりして、とか無駄なことを考えてしまうあたり、自分の面倒臭さを実感したりする