YYamada

ゾンビランドのYYamadaのレビュー・感想・評価

ゾンビランド(2009年製作の映画)
3.7
【連続鑑賞のススメ】ゾンビランド①
〈見処〉
①上映時間87分の心地好さ
・『ゾンビランド』は、2009年に公開されたゾンビ・コメディ映画。R15指定ながら、グロテスクなシーンは少なく、スプラッター嫌いな人も楽しめる良作。
・物語は、謎のゾンビウィルスの爆発的感染にて「ゾンビランド」化した現代アメリカ。人類はほぼ絶滅したなか、臆病で引きこもりなテキサス州の大学生、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、両親の住むオハイオへと向かう途中、ワイルドな中年男性タラハシー(ウディ・ハレルソン)と出会い、行動を共にする。
・2人は廃墟となった大型スーパーで食糧調達をしていた際にウィチタとリトル・ロックと名乗る、プロの詐欺師姉妹(エマストーン、アビゲイル・ブレスリン)と出会い、4人による生き残りをかけた旅を始める…
・制作費わずか23百万ドルの低予算作品ながら出演者のグレードや特殊効果にチープ感はなく、コメディの質・量も十分。
・4人の一体感が増していくロードムービーとして、コロンバス&タラハシーのバディムービーとして、ウィチタに対する青春恋愛ムービーとして、複数のエッセンスが散りばめられた濃縮の87分に無駄なシーンはなく、非常に爽快である。

②生き残るための32のルール
臆病なゲームオタクのコロンバスが考案した「ゾンビ世界で生き残る32のルール」の全ては劇中にて紹介されていないが、どれも「ゾンビ映画あるある」である。
・ルール1: 有酸素運動
・ルール2: 二度撃ちして止めを刺せ
     (ダブルタップ)
・ルール3: トイレに用心
・ルール4: シートベルトをしろ
・ルール8: クソったれな相棒を見つけろ
・ルール17: 英雄になるな
・ルール31: 後部座席を確認しろ
・ルール32: 小さいことを楽しめ

③「トゥインキー」
・タラハシーが生命の危険を犯してまで探索する「トゥインキー」。ラストシーンにてお目にかかることが出来るが、ロッテの「カスタードケーキ」をプロテインバーのサイズにしたようなジャンク菓子のようだ。
・Wikipedia調べによると、トゥインキー(Twinkie)はホステス社によって開発された、クリーム (食品)状のフィリングの入った金色のスポンジケーキ。アメリカでは、究極のジャンクフードと広く見なされ、1個当たり約145キロカロリーを含んでいる。
・また、本作以外にも『ゴースト・バスターズ』『ダイハード1&2』『マネーボール』にも登場しているそうだ。
・賞味経験はない謎のジャンク菓子であるが、本作鑑賞後に食したくなるのは間違いない。

④結び…本作の見処は?
○: コメディ強め・グロ弱めのゾンビ世界
○: コメディエンヌなビル・マーレイ
○: 主演4名の次作品との対比
○: ラストの遊園地「パシフィック・プレイランド」のゾンビバトル
○: トゥインキーの賞味は!?
YYamada

YYamada