ミシンそば

コカコーラ・キッドのミシンそばのレビュー・感想・評価

コカコーラ・キッド(1985年製作の映画)
3.3
これしか観てないし、現状日本で観れるマカヴェイエフ作品はこれだけだが、何となくこの映像作家は、どこで撮っても“自分”と言うものを隠せない性分なんだろうな、と言う印象を受けた。
一本線の通った柱のごとき作家性。マカヴェイエフを知ってる人からすればそうは思えんかもしれないが。

資本主義への皮肉が多分に盛り込まれたジェネレーションギャップものだが、アメリカ・オーストラリアの脚本スタッフを使ってなお、どこか東欧映画の緩くてエロい感じが香ってくるのは、東欧映画にもそこそこ触れてきたから、と言う自負から来る感想だ。
濡れ場が濃くて変態的なことを除けば、割りと緩く観れる作品だった。
(ラストにかけてはちょっと意味不明だったが)。

ちなみに私は、全く炭酸飲めません。