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コカコーラ・キッドのSariのレビュー・感想・評価

コカコーラ・キッド(1985年製作の映画)
3.5
鬼才マカヴェイエフがオーストラリアで撮った、いわゆる‘’文化摩擦コメディ‘’。

コカコーラ豪州支社長に着任のテレックスのつく前に、アトランタから到着した凄腕セールスマン、ベッカー。元海兵隊員の彼は潔癖症で、秘書のテリーのだらし無さに手を焼き、別れた夫が慰謝料をよこせと怒鳴り込んでくるに及んでは呆れてしまう。
変わり者の周囲の人々に振り回される主人公の奮闘を描いた物語。

秘書役のグレタ・スカッキが魅力的。

同年カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞にノミネートされ、日本で初めてマカヴェイエフが正式に紹介それた作品である。

名古屋シネマテークを訪問した監督作品を見るシリーズNo.2。
『スウィート・ムービー』(1974)のユーゴスラビアの鬼才ドゥシャン・マカヴェイエフ監督(1932年10月23日 - 2019年1月25日)
名古屋シネマテーク訪問は1991年4月25日。同年7/12〜7/30までマカヴェイエフ・フィルムコレクションとして、名古屋シネマテークでは以下作品が上映された。

●人間は鳥ではない
●愛の調書、又は電話交換手失踪事件
●WR:オルガニズムの神秘
●保護なき純潔
●モンテネグロ
●スウィート・ムービー
●コカコーラ・キッド
●マニフェスト
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