DVDは廃盤、配信はなくレンタルすらもない本作。『雪山』はそこそこ怖かったのだが、飛行機事故で猛吹雪の雪山に不時着とか、雪かきしようとしてスコップで胸を刺して殺しちゃったりとか、登場人物のキャラが濃すぎるとか、なんか色々オーバーに感じる部分がある。同監督作品『感染』のノリと一緒ですな。あとの3エピソードについては、『チェス』は演出がそこそこ面白かったものの、『携帯忠臣蔵』はタイトルは100点なくせに中身は2点の作品だし、『結婚シミュレーター』も暇つぶしにしかならないレベル。意外と面白いのは三谷幸喜が脚本を書いている、冒頭と各話の間のタモリが出てくるパート。構図も優れているし、何かが起こりそうで起こらない絶妙な感じが良い。
