オープニングからなんだか昔にタイムスリップ。
ソウルミュージックをバックにパム・グリアが空港から降り立つ、このシーンを観るためだけにDVDをプレイヤーにぶっ刺すのもかなりイケてると思う。
あとは流し見でもかまわない。
そういう観かたすら許容してくれそうなあたり、本作の裾野の広さが伺える。
そう、名作
「ビッグ・リボウスキ」
を彷彿とさせる序盤以外すべて流し見プレイ。
本作を観てるといつのまにか寝てるんだけど、そういう観かたすら70年代を彷彿とさせる映画との距離感を再現してくれてる気がする。
今はとかく映画を真剣に観すぎなんだよ。
環境BGMとしての映画の立ち位置を見事再現してくれたタランティーノ監督には尊敬しかない。
デ・ニーロの焼きの入ったポンコツオヤジっぷりは超絶印象的。
なんだか十年前に酒で亡くなった古い友人を思い出させる。
デ・ニーロのブリジット・フォンダとのインスタントセックス(ホントだらしない笑)はまことにその友人らしく、いつも観てて懐かしくなりシンミリします。
人を選ぶ作品?なんかな。