アダモ

ジャッキー・ブラウンのアダモのレビュー・感想・評価

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)
3.9
オープニングからなんだか昔にタイムスリップ。

ソウルミュージックをバックにパム・グリアが空港から降り立つ、このシーンを観るためだけにDVDをプレイヤーにぶっ刺すのもかなりイケてると思う。

あとは流し見でもかまわない。
そういう観かたすら許容してくれそうなあたり、本作の裾野の広さが伺える。

そう、名作

「ビッグ・リボウスキ」

を彷彿とさせる序盤以外すべて流し見プレイ。

本作を観てるといつのまにか寝てるんだけど、そういう観かたすら70年代を彷彿とさせる映画との距離感を再現してくれてる気がする。

今はとかく映画を真剣に観すぎなんだよ。

環境BGMとしての映画の立ち位置を見事再現してくれたタランティーノ監督には尊敬しかない。

デ・ニーロの焼きの入ったポンコツオヤジっぷりは超絶印象的。
なんだか十年前に酒で亡くなった古い友人を思い出させる。

デ・ニーロのブリジット・フォンダとのインスタントセックス(ホントだらしない笑)はまことにその友人らしく、いつも観てて懐かしくなりシンミリします。

人を選ぶ作品?なんかな。
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