ちー

ジャッキー・ブラウンのちーのレビュー・感想・評価

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)
3.6
「デルフォニックス聴くのか?」「好きなんだ」
この会話を撮りたいがために作られた映画に違いない。
大雑把な性格の目立つオデールと淡々と仕事をこなす保釈屋は相性が悪そうだが、デルフォニックス(ソウルミュージック)という唯一の接点を見つけた二人はよい雰囲気だった。彼らの姿をカメラが遠目に映す。青白い夜の光の中で走る車、うっすらもれる音楽、無言の二人。シビれる。
またそのときには保釈屋はオデールを裏切るつもりでいたことがなんとも切ない。
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