ABBAッキオ

ミッションのABBAッキオのレビュー・感想・評価

ミッション(1986年製作の映画)
4.0
 1986年イギリス。映画「モリコーネ」でこの映画を思い出し、配信で視聴。1980年代のepic映画の一つ。1750年代に南米奥地に布教活動で入ったイエズス会宣教師の姿を描く。ともかく自然の風景が雄大でどうやって撮った、と思う場面の連続。ストーリーは、南米奥地の原住民社会に接したイエズス会宣教師が現地に溶け込んで布教に成功し、軍人として原住民を無慈悲に扱っていた男も前非を悔いて宣教師となった(デニーロ)のに、政治とローマ教会の動きでイエズス会と現地社会が否定される事に。それに抵抗して武器を取った宣教師たちの絶望的な抵抗の物語。
 こうした史実はあったものと思われるが、やはりイエズス会、西洋目線の限界は感じてしまう。音楽、映像はさすがに雄大だが、現地社会はイエズス会の福音で幸せになった、というトーンは正直気になった。
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