kazu1961

亡霊怪猫屋敷のkazu1961のレビュー・感想・評価

亡霊怪猫屋敷(1958年製作の映画)
3.5
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-560 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋子供の頃、本作を観て猫が怖くなった思い出があります。。。ですが今観てみると怖いというよりはとても昭和的なクールさが満載で魅入ってしまいました。1時間ちょっとでこの密度は素晴らしい作品ですね!!(でも全く怖くなかった(笑))

🖋️そのクールさ、中川信夫監督の映像演出の賜物。現代劇と時代劇の2部構成で、現代劇がモノクロ、時代劇をカラーにした、その想像力を掻き立てる演出が素晴らしいですね。特に後で青く着色したかの、現代劇の青みの強いモノクロがとてもスタイリッシュ。また時代篇で使用されたカラーフィルムは国産のフジカラーなんですね。

🖋️あと怖くはなかったですが、昭和の夏の怪談映画として、囲碁、末代までの怨み、猫、灯火、嵐など必要な要素は全て揃っていましたし、鍋島の化け猫の要素を取り入れた作風でした。まぁ人の業と怨みを描いた王道の怪談作品です。当時、新東宝が夏定番の怪談・怪奇映画興行の1本として製作した作品ですから!!

😨Story:(参考: Amazon)
古びた屋敷で開業医を始めた大学病院の助教授。その妻が不気味な老婆に殺されかける。菩提寺の和尚に相談すると屋敷に纏わる怨念話を始めるのだった。

🔸Database🔸
・邦題 :『亡霊怪猫屋敷』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1958
・日本公開: 1958/07/13
・上映時間: 69分
・受賞 : ※※※
・監督 : 中川信夫
・脚本 : 石川義寛、藤島二郎
・原作 : 橘外男
・撮影 : 西本正
・音楽 : 渡辺宙明
・出演 : 細川俊夫、芝田新、五月藤江

🔸Overview (映画. com)
怪猫の怨霊にたたられる因果応報を主題にした怪談もの。橘外男の原作を、石川義寛・藤島二郎が脚色、「天下の副将軍 水戸漫遊記」の中川信夫が監督、「楠公二代誠忠録」の西本正が撮影した。出演は、細川俊夫・北沢典子・和田桂之助・など。色彩はフジカラー
kazu1961

kazu1961