プロ野球のアンパイアの父と家族を描いたヒューマンドラマ。
原作は石原慎太郎の小説で、監督は舛田利雄。
石原裕次郎が主演、若尾文子、渡哲也、小池修一、川口英樹らが共演。
プロ野球の審判を務める田上悠三（石原裕次郎）は、妻（若尾文子）と幼い子供五人の七人家族で、住まいは団地。
悠三は仕事柄、休日や夜も仕事で子供たちと接する機会がほとんどない。
また野球選手と比べて審判は地味。
そんな父親をもつ子供たちは、近所や学校で再三問題を起こしていた。
ある日、悠三は一念発起して、子供たちと積極的に厳しく接するようになるが…
頼れるお父さんがいると子供も笑顔。
子供には父親と接する時間が重要ですね。
家族のやり取りにホッコリです。
巨人軍の王選手や長嶋選手が活躍し、ドーム球場でないため雨が降ったら試合は休みなど、昭和時代のプロ野球テイストが味わえます。
また学生のシンナーやタバコ、学生運動、暴走族など当時の若者の姿も描かれていて興味深い。
作品に協賛している”織戸組”の宣伝が、劇中のTV・CMとして何度もアップシーンで流されるのが笑えます。
「パパは偉いぞ 堪忍してやれ！」
「これは男の勇気というものだ！」
2022.11 TOKYO MXテレビで鑑賞
