ロメロ先生による映画講座 ゾンビ編
冒頭から語り口でゾンビの大量発生が伝えられ、なにがどうなっているのか分からないまま物語が進みます。その後、主人公達が行き着くのがショッピングモール。この場所は果たして「楽園」なのか「失楽園」なのか。。
ゾンビ映画の原点といえば本作ですね。学校の教科で「ゾンビの基礎」というものがあれば本作が必須科目。「ゾンビは歩く」「頭が弱点」といったゾンビの生態は今では当たり前のようなものです。
(噛んだ相手もゾンビになる王道な設定はゾンビ三部作の一作目『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』から)
ガチガチのホラーでグログロ演出を期待しすぎて本作を鑑賞すると物足りないと感じるかもしれません。本作はアクション・コメディ映画です。ですが、馬鹿にしすぎるとゾンビの皆さんから怒られるので怖いシーンはしっかりあると公言しておきます。他のゾンビ映画にはない新鮮味のある恐怖を感じることができると思います。
映画史に残る偉大な作品。大変満足です。