ヒューマンな作風で売れる前のトム・ハンクスは、元々スタンダップコメディアンとして知られていた。
だからこういうコメディ風味のドラマは得意分野ではある。
広告社員のエリートであるデビッドは悠々自適な生活で仕事も恋も満足な日々。
だが父からの電話で母との離婚を知り、その父が家に住み始め、デビッドの日々は混乱をきたす。
明らかにラブコメのような展開で始まるも、次第に父と子という部分に光が当たっていく。
ただし必要以上に重くならないのはトム・ハンクスの持ち味でもある。
80年代らしくPOPな音楽にのせてドラマを紡いでいく。
ただしこの内容で2時間はさすがに長い。
これが90分くらいならもっとテンポよく進んだはずなので、そこは勿体ない部分。