kaikaita

ワルキューレのkaikaitaのレビュー・感想・評価

ワルキューレ(2008年製作の映画)
2.6
史実が史実だしリアル路線なので暗い話になるのは仕方ないが、もうちょい映画としてサスペンスとして盛り上げてもいいだろうが。中盤のヒトラーに署名させるところとかいくらでも面白くなりそうなのに「体当たりで行ったらメクラ判でオッケーだった✌️」じゃ盛り上がらんわよ。暗殺作戦自体も割とずさんかつ確認も不徹底で周囲もグズグズ、どうにも主人公たちに感情移入できない。

悲惨な話なら悲惨な話で、悲壮感出そうにもトムはトムだから、食い合わせが悪いよな。もうちょっと「狂気の男」的な切り口で表現してもよかったんじゃないか。

それっぽい建物の前で兵隊がドタバタしてるだけでリアル感もない。

銃のスライドと、ナチス式敬礼という障害者描写×2はよかった!ブライアン・シンガーはこういうマイノリティや弱者表現だけめっちゃ気合い入れてる気がする。

最初トムがドイツ語喋り出してビビったが、すぐにスッと英語になって笑った。
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