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ワルキューレのopokoのレビュー・感想・評価

ワルキューレ(2008年製作の映画)
3.9
2023/11/26視聴、U-NEXT

期限間近鑑賞シリーズ。
以前トム・クルーズマラソンで観ていなかった作品。

ミッションインポッシブルで、アクションスターとして地位を築いてから本作品に出演したトム・クルーズ。
最近はアクションスター1本槍感がありますが、この頃はこういう戦争の過ち、それを正そうとして人々の事実に基づいた作品にも出演、そして総指揮をしていたのは、トム推しとしては、かなりうれしい。

ドイツ国が正しくあるべきと信じ、ヒトラー暗殺と政府奪還を企てる。
ヒトラーがいる建物を爆破したことで、「総督は死んだ」と信じ作戦を進めていくが、ヒトラーは軽傷で済み難を逃れていた。
事実として、ヒトラーの生死をなぜしっかり確認しなかったのかと悔やまれるが、仮に難を逃れたことがわかっても、結果は変わらなかったのかもしれない。

トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルクが銃殺される際、一人の将校が壁になり彼の銃殺に体を張って抵抗した姿や、銃殺後顔をゆがめる兵士の姿を見ると、大勢の中ではいかんともしがたい時代であってことがわかり、なんとも言えない気持ちになった。

またこの9ケ月後、ヒトラーが自害することを考えると、暗殺計画を待っても良かったのではないかと思ってしまう。

余談:
男前のトム・クルーズは、戦時下の髪型?(前髪ちょいパーマ)でも、眼帯姿も凛々しいです。
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